「五人噺子」あとがき

そういうことですので
まぁ、私の同人誌のネタバレがあります。

あとがきというか、いいわけっぽい解説。

ということでいよいよ初めてひとりで全部材料をそろえ、印刷所に依頼したユキノシタ初のオフセット本です。
「おさんぽびより」もオフセですがあちらは沢山の肩に支えられて完成させたものです。
実はちゃんと目次やあとがきなんかも描くはずだったのですがネーム切ったらマンガだけでうまってしまいました。
もう４ページ足すお金はなかったのです。あと描く気力。
そんなわけでブログであとがきってどーよとか後ろ指さされながら自分で言い訳なんだか自己感想なんだかわからんものをば。

【「ごにんばなし」】
・内容がさよ・ネギ・このか・刹那・アスナの5人5話になったことでじゃあタイトルどうするか、となったときに
白い天使が舞い降りてきたというか。太陽を背にしたというか。というか考え付いたのが3月くらいだった、というのが真相。
・5月に出す本で「五人囃子(ごにんばやし)」とカけたタイトルというのはどうなん、なんて意見はタイトルを思いついたその瞬間にかき消されています。
・「七＆１(ちーといち)」といいダジャレ大好きです。本人は「誰が上手いこといえと（ｒｙ」みたいなツッコミを待ち続けています。
・
・「さよじゃなくてのどかなら、かなかな組なのにね」とか言うな！！


【表紙・中表紙】
・本文の下書きができた段階でそれぞれのメインたる5人を表紙に据えよう、ということで
どうしようかなーと思案していました。
・ちなみに2色刷りにするのは当初の計画通りです。
裏表紙が奥付になったのは計算外ですが。
・ということでデザインを考えていたのですが、ふと「メイン5人と、その話に関係するアイテムを1点ずつ描いたらなんだかステキ」みたいな、その、白い天使が太陽を背に。
・描いてから言うのもなんですがこのちゃんの洗面器は話の本筋と関係なさすぎてもうどうしようもないです。
でも他にキーアイテム（？）がキスしかねえんだもん！
・中表紙大好きです。この表紙をめくって「表紙からその後こんなん出ました」みたいの大好物です！！
実はせっちゃんは上にふっとんでたとか！このちゃんだけクッション用意してあるとか！
ネギきゅんさりげなくアスナが地面にぶつからないようにカバーしてるんですよこれ、実は！
・なんてこう描いた人の全部を受け取ってくれる人はそういないんですけどね！デモイイノ！アタイが楽しいから！！


【相坂さよとセイキの噺子】
・「あいさかさよ1本あたり」がやりたいだけでよくここまでひろげたもんだぜ…オチが弱いけど
・ちなみにこの噺子のサブタイでミスリードしたいが為に「名前+カタカナの噺子」に統一されました。
作中でも「セイキが体に入ってくるのが気持ちいい」なんて、まぁ破廉恥だわこの娘！
みたいなのを感じ取ってくれるとオジさんとっても笑顔になります！オチが弱いけど。
・なぜネギくんがパンツ一丁ならハダカで出てはダメなのか、それが分かった時少女は一つオトナの階段をのぼり、次回からはわざとハダカでウロつくのです。エロいですね。
というかタンクトップにパンツ一丁ってお前暑がりすぎだろ！俺か！！
・序盤ネギくんが露骨にさよちゃんを嫌がりますがギャグマンガとして最初から受け入れるのもおかしいので、許してください。
・あとさよちゃんがネギくんに抱きついてたりしてますがソレが描きたいが為に設定は無視しました。
俺の同人誌のさよちゃんは何でもします。メシも食べます。ゲームもします。内緒話で息が耳にかかりもします。オナニーとかもしてますよきっと。
・「相坂さよポストカード」は用意するつもりだったんです。
さよポスカ貰ったひとが「うはｗｗｗｗｗｗｗ作品とリンクしとるｗｗｗｗｗｗｗｗ」みたいなのを期待してましたんです。
なんか、無計画さが一番露呈してます。
・「あーすーなっ☆」のコマでこのかが何をしてるのかはあえて言わない方向で。
このかはきっとトコ上手だと思うよ！
・いやーそれにしてもオチが弱い…どうするのが正解だったのか…orz


【ネギ・スプリングフィールドとオナカの噺子】
・今回の本では木乃香さんは下ネタ担当なんですね。今気づきました。
描いてる最中って案外見えてないものです。
・４コマ目のアスナに何の気なしに着せた「神」Ｔシャツが面白すぎるのですが。
神楽坂の神なのか、神田（朱美）の神なのか、はたまた純粋にゴッドなのか。
ゴッドなのだとしたらこのやる気のない字体は何なんでしょう。冒涜ですか。
なんてこの「神」だけで妄想がひろがりんぐです。ひょっとしたらハルヒ意識してるのかも！
・「おなか萌え」「おなかフェチ」ではなく「おなか好き」なのは発言者が木乃香さんだというのを考慮した上での策です。
下ネタ担当にしちゃってるくせに「木乃香さんは萌えとかフェチとか言わないモン！」という変なこだわりが出た結果です。
・オチのコマのスク水は下書き通りなら描くはずのないものでしたが描きたいので描きました。
・描きたいので、描きました。


【近衛木乃香とラヴの噺子】
・１コマ目のアスネギ萌え。超萌え。
手ぇつないで登校しとる！サブタイのラヴってこれのことか！！
・その割にこのちゃんからのキスを真っ先にほしがったのはネギくんだったりするのだが、まぁ…ね？
・３ページでオトさなければもうちょっとこのせつ百合百合な噺になったのではないでしょうか。
そこのこのせつ好きはぜひともこのネタで描いてみたらいいんですよ！
・「フフ…『お嬢様』って1回言うたら1回腰動かしたげるえ…？」
「あッあぁっおじょうさまっ、おじょうさまおじょうさまおじょうさまああぁ！！」
みたいなエロマンガ描いてよ！（エロかよ


【桜咲刹那とネバネバの噺子】
・この本の中で作者の私が一番気に入ってる噺子です。
背景がゼロで描きやすかったのは理由ではありません。
・こういう前フリも何もない「なんでやねんの塊」を放り投げるのが大好きです。
・ちなみに神●万象チョコにはセツナというキャラがいます。ちなみすぎですか。
・あ、オチのコマの夕日の表現をはじめとした全てが俺の中で百点満天。（カンニン乙
・一番好きですが情報量がないので解説することがありません。


【神楽坂明日菜とアーンの噺子】
・「名前+カタカナ」のしばりでサブタイが無茶しすぎですね。
・読めば察せますがバレンタイン用のネタでした。
まぁ別にバレンタインでなくとも手作りチョコ渡したくなる時くらい女の子ならあるのではないでしょうか。ないですか。そうですよね。
４コマで描いてて「１ページの普通のコマ割のマンガにできそうだな」
→「３ページになっちゃったな」という無計画さで生まれました。
・事細かに説明しますと、明日菜は手作りチョコをネギにあげたいんだけど堂々と渡すのが恥ずかしくてガムをだしに食わせた、ということなんです。やっぱ３ページでもたりなかったんだコレは…
・「あーん」は（このタイミングなら自然にいけそうだな）と明日菜が判断してさりげなく食わせたとかそんな感じです
・木乃香さんは全部悟っています。ガムチョコ発言と日付だけで（ああ、さてはアスナはまだ台所片付けてないんやろうな）まで発想が飛びます。
・ここまでの説明を作中では最後のコマのアスナが買ったと思しき本「とても自然な手づくりチョコの渡し方の本（下）」だけで説明していることにしています。
どう考えても無理があるだろうとお思いでしょうが〆切近くて頭回らなかったんです。許して。



・ということで五人噺子、いかがでしたでしょうか。ひとコマでもクスリと笑っていただけたなら本望です。
・6日目も何か新刊をひっさげて馳せ参じたいと考えていますのでどうぞよしなに。

　　　　　　　　　　　　　　　　2008年5月8日　　ユキノシタ　十くん